設 立 趣 旨

 地球温暖化の防止や生物多様性の保全など、森林のはたらきへの人々の認識が深まり、森林の保全を目的とした森林整備作業などの活動が行われ、森林づくりへの意識は、高まりを見せています。

 一方、持続可能な森林づくりへの取り組みも重視され、次世代を担う人づくりへの大切さへの取り組みも今後の課題として検討が始まっています。 特に、次世代を担う若者層、その中でも、子どもたちへ向けた森林環境学習の取り組みは、植林・間伐などの森林整備作業と同様に重要なことと捉えられています。

 考えてみれば、森林は数十年という長い年月と多くの人手をかけ生育していくことから、次世代を担う子供たちへの森林環境学習は、森林整備作業と同様に大切なことです。
 しかし、多感で、興味が拡散し、情報が氾濫する世代にとって、森林への関心は、さほど強いものとは言えません。でも、間違いなく、次世代の森林環境保全に取り組まなければならない世代です。

 そのためには、私たちが地球温暖化という地球的危機に直面して、はじめて自然の大切さを知り、森林環境保全の重要性を学び、くわえて、長い間、自然や森林の大切さを考えなかったことなど、その際に得た、体験や知識を次世代を担う、若者たちや子供たちに、わかりやすく、彼らの興味を引き込む手法でつなぐことが大切です。そして、森林への、自然環境の大切さを考えてもらうことが必要です。

 think greenは、私たちが、得た経験値から、彼らの興味を呼び込み、未来の森林づくりへの基礎となる「種」をつくりだすことを目的に、また、全国各地の緑化機関と連携し、学校、企業、住民に森林環境学習活動の趣旨を説明し、森林づくりへの理解と協力および参加への呼びかけも併せて行い、多くの人々が「未来につながる森林づくりを考え参加する」社会の建設を目指すことを趣旨として設立しました。